魔女狩りリスト
なんだかなー。
理美容業が魔女狩りの対象になってしまった。
完全に狙われましたね。ワイドショーとストレスフルな人たちに。
あやしいと危惧してたんです。休業要請の中に理髪店と目にしたときから。
だから、素早くメッセージを出して回避しようとした。
結局、休業要請の対象から理髪店は外れたけど、逆によくなかった。
目立ってしまった。
なんで外すんだと…
そう、外す理由がないんです。ど正論からいえば全くない。
ただいじっちゃいけないとこを触ってしまった。なぜなら大きな影響が出るから…
美容室の数って日本国内の信号機の数より多いです。25万件を昨年超えました。労働人口は55万人ぐらいです。
理容室は13万件で23万人ぐらい。
2つ合わせて38万件、80万人弱の大きな集まりです。
専門職業では最多なのかな?23区の中で人口数1番の世田谷区の総人口と同じくらい。
業界内の影響は置いといて、普段の生活にどう影響するか。
まず行きつけの小規模な美容室は失くなります。全てではなくても、かなり失くなります。
体力のある大手チェーン店でも、実際は美容室総数の中で2%ぐらいだったかな?そんなもんです。
この2%は数は減らしても残ります。小規模サロンは壊滅的になります。
もし国内サロン全体の3割の美容室が潰れると7万5千件ぐらい、美容師は✖️2で15万人ぐらいが解雇。理容室が4万件が潰れ4万人強が解雇。
合わせて20万人弱が解雇される。人口で言うと三鷹市の総人口ぐらい。
もちろん手に職だから、どこでも働けます。業界内なら。その逆に業界外では働けない。
他のお店に移るってのも、そもそも受け入れる器が既に壊されてる。
まして個人的予想では美容師で貯金ある人少ないんじゃないかな?
海外美容師で関わってたから知ってますが、ホントにない。
いつまで我慢すれば働き出せますか?いつまで自粛が続きますか?
貯金のない美容師は辞めますよね。美容師を。
そして、厄介なのが美容師って国家資格です。
資格がなければ働けない。
いくらビフォーコロナのときのような需要が戻ってきても、資格ある者はそこにはいない。
急いで増やしても最短で2年はかかります。資格取るまで。
まして、技術全て覚えてスタイリストになるまでさらに3年とか5年かかる。。
元には戻らない。
魔女狩りの標的になってしまった以上、ある一定の期間は叩かれ続ける。
私たちが叩かれるのは無視すればいいんです。気がかりなのは利用するお客さんまで叩こうとすること。
これはやめてもらいたい。
正義を振りかざしたただの悪魔たちにしか見えない。
経営をはじめてから、はや7年。
美容室経営の最大のリスクは、何か大きなアクシデントや起こった災害などではなく、人の行動に対するバッシングが怖いのだと思い知った。
はやく魔女狩りリストから記憶と共に消えてほしい。
あー、切に願います。。
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